同じ仕事量なのにもかかわらず、早く終わらせることができ、周囲から高く評価されているような人に憧れる人も多いでしょう。そのように効率よく仕事が早い人とそうではない人の違いは、大きく分けると3つ挙げられます。
まず1つめは、「優先順位を決めて計画的に進められるか」という点です。効率よく進められる人は、仕事の全体像を把握して段取りを決め、効率化してシングルタスクで進めていくのがとても上手です。しかし、仕事が遅い人というのはその時その時に目についた仕事をマルチタスクで進めがちなため、どの仕事も中途半端にしか進められず時間がかかってしまうのです。
2つめは、「こだわりすぎていないか」という点です。こだわりが強いことは決して悪いことではありませんが、度が強すぎると邪魔になってしまう場合があります。完璧主義がその例で、求められていること以上のものを目指してしまうと、いつまでも仕事が終わらないということになってしまいます。仕事が早い人は、仕事の質にこだわりつつも、「これ以上時間をかけると逆にこの仕事にとってマイナスになる」と、自分なりに妥協して進めるというコツを押さえられているのでしょう。
3つめは、「目的や目標があるか」という点です。仕事が早い人というのは、自分が行っている仕事は「何のためのものか」「どのような目標のためにこの仕事をしているのか」ということをしっかりと理解しています。それがモチベーションとなり、目標に向けて効率よく進めようというやる気に繋がるのです。しかし、仕事が遅い人はとりあえず与えられた仕事をこなしているだけのことが少なくありません。ここに大きなやる気の差が生まれてしまうのかもしれません。